ノルウェー国民の心をつかんだ天皇皇后両陛下の皇室外交                      戻る

天皇皇后両陛下は2005年5月7日〜14日の日程で北欧のアイルランド、ノルウェーをご訪問されたが、その時の精力的な御公務ぶりと皇室外交の成果は特筆に値するものがありました。

ノルウェー陛下  ノルウェー陛下4  ノルウェー陛下3  

http://homepage2.nifty.com/lite/hard_column/no_nippon675.html
(両陛下に拝謁した在ノルウェーの日本人の方の上記HPより引用)

●拝謁を賜る
アイルランド公式訪問の次はノルウェー、プログラムを見ると大変過密なプログラムで立ちっぱなしの行事も多い。体調がすぐれているとはいえない両陛下がよく倒れず、しかもにこやかに全日程を終えられた。コラム第一回を美智子様からはじめたファンの小生はほっといたしました。

20年前、皇太子時代にわが町ベルゲンに来られた際は、ホテルに入られる時迎えただけでしたが、今回は11日午後、オスロで両陛下に拝謁を賜ってきました。大使公邸で在留邦人およびその配偶者27人に混じって家内と並ぶ。順列は3番め、2番めの元在東京ノルウェー大使は両陛下と握手したけれど、奥方(邦人)はお辞儀。うちは家内がお辞儀すると前もって決めていたので早いとこお辞儀してなんとなくギコチナイ。

齋賀大使がそれぞれを紹介して言葉をかわしながら一巡。そのあとは自由にみんなと気軽に話しをされる。都合40分ばかり。我々は、ま遠慮する方だから手短にすませるのですが、名札に何をする者か書いてあるので、いきおい仕事のことをたずねられ、そんなことを説明したりして、わたしとしては美智子気の好きなこの国の文学や音楽を話題にできなかったのが残念。

ムッツリしている随行団長の森喜朗元首相と二言三言、まわってきたハクセンコウの和菓子を口にいれる森さんに『先生は甘党ですか』と問えば、『疲れるんでね、甘いものがいい』。しかし両陛下の重労働にくらべると雲泥の差にみえるが、やはり気をつかうらしい。

このあと7時半から市庁舎で天皇皇后主催のレセプションが市庁舎でおこなわれ、一泊するホテルに戻って夜のレセプションのため着替える。男はブラックタイなのでタキシード、女性はドレスという300人ほどの立食パーティーです。病気の国王をのぞいてノルウェー王室メンバーほかボンネヴィク首相や外相、元首相、政府閣僚の半分くらいやTVでおなじみの文化人がわんさといました。在留邦人は40人くらいか、あとは宮内庁と自衛隊関係の随行トップたちとプレス。もっとオスロ在の日本人呼んであげればいいのに。

最後に天皇のスピーチについて。宮中晩餐会と首相昼食会はわたしらお呼びでないが、出席した名誉大使のイルゲンスさんは天皇のスピーチになんともいえない荘厳を感じたそうです。天皇の公式スピーチは日本語なので英語に翻訳されるわけですが、話し方に威厳がありさらに、宮中晩餐会では220人の参加者全員に握手して挨拶されたことに驚いていた。さもありなん。20年前皇太子として宮中晩餐会でスピーチされたときは英語でしたが、TVで放映され、はじめて聞いて驚いた。さすが威厳ありました。(一部略)

ノルウェー陛下5 ノルウェー陛下7 ノルウェー陛下6

歓迎式典はあいにくの雨となったが、この時の逸話も伝わっている。

以下はインターネット掲示板の書込みより

525 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2005/06/14(火) 05:44:16 ID:w69zXzhH

昨日の日テレ見たら皇室外交素晴らしいな。各国首脳外交では出来ない外交で日本の認知度・好感度をUPさせてる。ノルウェー国賓訪問でも嵐の中の歓迎式典での天皇陛下の心遣い、ノルウェー王女に対する美智子妃の気配り、全てノルウェー国民にきっちり紹介されて、ノルウェー国民の心をガッチりGET。首脳外交では出来ない芸当を見た。

○529 名前:マンセー名無しさん[sage] 投稿日:2005/06/14(火) 06:04:54 ID:w69zXzhH

ノルウェー王室との繋がりでの国賓訪問だったのだが、ノルウェー国民は日本という国は知っていても皇室のことは詳しく知らなかった。(まぁ、当然だろう)あいにくの天候嵐の中の歓迎式典では天皇陛下は傘もささずにノルウェー軍兵士をねぎらい、ノルウェーSPが慌てて傘をさす場面や、妊娠初期段階のノルウェー王女を嵐の寒気から遠ざけようとした美智子妃の姿が全ノルウェーに報道(新聞はTOP写真)、強烈な日本ブームが巻き起こった。首脳会談では出来ないなと思った。

天皇皇后両陛下の真摯で誠実な姿勢が、結果的にノルウェー国民を心をつかんだのでしょう。今まで良く知らなかった東洋の島国が、天皇皇后両陛下の御公務によって、一日にしてノルウェー国民の関心の的になったのです。まさに皇室外交ならではの出来事と言えるのかもしれません。天皇皇后両陛下の海外での御公務は、日本外交にとって、まさに外交官100人分以上の威力があるのではないでしょうか。


ノルウェー陛下7 ノルウェー陛下2



[PR]動画